メタボリック症候群の予防と対処法

糖尿病

糖尿病の治療

糖尿病になってしまったら、実際どのような治療が行われるのでしょうか。



糖尿病の治療は主に、「糖尿病合併症の防止」「糖尿病による動脈硬化性疾患の予防」の二つが大きな目標となります。



血糖値のコントロールがうまく出来ているなら、糖尿病合併症が抑えられるということがわかっています。



糖尿病をコントロールするために行う治療は、食事療法、運動療法、薬物療法の三つです。



●食事療法

糖尿病の治療の基本は食事療法といえるくらい重要です。

食事療法の成果があってはじめて運動療法や薬物療法の効果も出てくるのです。


また、正しい食事療法は肥満の解消やインスリン需要量の減少、インスリン感受性の増進などの結果も得られるのです。

食事療法では年齢、身長、体重、性別、運動量などを加味してエネルギー量を決めます。

糖質、蛋白質、脂肪のバランスも大切にします。



また、糖尿病の人は同時に腎症や高血圧、高脂血症などの合併症を持っている場合が多く、蛋白質や塩分、脂質なども病状に合わせて加減が必要です。



●運動療法

運動療法では

○インスリン感受性の改善

○脂質代謝の改善によって動脈硬化を予防

○運動によって肥満の解消

○心肺機能や筋力の改善

○骨量減少の予防

○ストレス解消

・・・など非常に多くの効果が期待できます。



その反面、運動にともなう低血糖や慢性糖尿病合併症の悪化、潜在している狭心症、心筋梗塞、不整脈などの心疾患の悪化を招いてしまうこともあるので、くれぐれも注意します。



つまり、事前に年齢や個人の運動能力以外に糖尿病の自制状況や、合併症を調べておかなくてはいけません。



●薬物療法

食事・運動療法では血糖コントロール出来ない場合に、薬物療法を始めます

薬物療法の効果を上げるためには引き続き、食事と運動療法を行わなくてはなりません。



血糖値管理の薬は、4種類の飲み薬とインスリン注射があります。

2型糖尿病の場合、飲み薬で血糖値がコントロールできなくなったら、インスリン注射にうつる場合が多いです。

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糖尿病と歯周病の関係

歯周病が、実は糖尿病の合併症だということはご存知ですか?



最近の研究では、糖尿病は歯周病を悪化させることも事実なら、歯周病もまた糖尿病を悪化させるのではないかという、相関関係がいわれています。



また、歯周病の治療をすることが、糖尿病の血糖コントロールの改善につながったという報告もあるのです。



糖尿病が歯周病と相関関係にあるメカニズムは、以下のようなものです。



まず、糖尿病が原因で血行障害が起きます



高血糖の状態なので、体を守る白血球の機能が低下していきます。

その上、歯茎を支えているコラーゲンの合成がうまくいかないため、歯周病菌に感染しやすくなります。

このように炎症が進むと歯周組織が破壊されていき、そして歯周病という診断が下されます



糖尿病にかかっている場合は、全身の血行障害も抱えています

その結果、歯肉は炎症になりやすく歯周病は悪化しやすいのです。

糖尿病が判明したら、歯周病の定期検査も受けるようにしましょう。



尿病の状態は、歯周病を発症させたり、悪化させる条件に合致糖しています。



歯周病の改善を目指すなら、糖尿病そのものも治していくことが大事です。



糖尿病も歯周病も、ともに生活習慣病といわれています。



食生活や生活習慣を改善して、一石二鳥の健康体を作っていけたらいいですね。

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インスリン

インスリン(インシュリン,insulin)は、すい臓のランゲルハンス島から分泌されているペプチドホルモンの一種で、血糖値の恒常性を維持するのに重要なはたらきをしているホルモンです。



だから血糖値を低下させるために、糖尿病の治療にも用いられているのです。

(糖尿病患者が、自分で注射器を持ち、体に針を刺している光景をよく目にすることがあるでしょう)



言い方を変えれば、インスリンは血糖値の上昇とともに分泌されるのです。



糖尿病は、血中の糖分量をコントロールするインスリンの量やはたらきが不足し、血糖値の高い状態が続いてしまう病気です。



主なインスリンの働きは以下のようなものになります。



○糖の取り込み促進(筋肉・脂肪)

○グリコーゲン合成促進(筋肉・脂肪・肝臓)

○グリコーゲン分解抑制(肝臓)

○糖新生抑制(肝臓)

○脂肪合成促進(脂肪・肝臓など)

○タンパク合成促進(筋肉・脂肪・肝臓など)




インスリンを分泌するβ細胞というのは、神経や刺激ホルモン等の支配をほとんど受けずに、独自の血糖センサーによって分泌の調節を行っています



食事をとれば血中のグルコース(ブドウ糖)濃度(=血糖値)が上昇するので、センサーが働いてβ細胞からインスリンが血液中へ分泌されるのです。



その結果、血糖は細胞へと取り込まれてエネルギー源として利用されます。

そして一部はグリコーゲンの形で蓄えられることになります。



インスリンの作用がこのような手順で、血糖値を一定の範囲に収まるように調節しているのです。

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肥満と糖尿病の関係

糖尿病の危険因子の中でも最も影響が大きいのは肥満です。



現代社会は飽食の時代、車社会などで肥満状態に陥りやすくなっています。(運動しなくなったから)



糖尿病との関連でいえば、肥満になると、血糖を処理する能力が損なわれる耐糖能障害など、糖尿病の軽い症状になる人が増えるというのが実情です。



しかし、その初期のうちに肥満を解消することで、病状はかなり改善されるといいます。



それを知らずに、肥満を放置し続けてしまった結果、そのまま糖尿病に陥る人が増加していっています。(僕のように)



このように原因で発症する糖尿病のことを「肥満糖尿病」と名づけられています。



そのしくみは、肥満になるとインスリンの必要量が増えるという点にあります。



すい臓にあるβ細胞によって、体内にはたくさんのインスリンが出回ります。(=高インスリン血症)



そして、インスリンが一定量を超えた時、レセプター異常が起きるため、人により高血糖となります



すい臓はこれらの状態を元に戻そうとインスリンをさらに増産します。

しかし、血糖処理は追いつかなくなり、糖尿病の発症となるのです。



最近わかったことでは、肥満した脂肪細胞は、インスリンの働きを邪魔する作用を持つホルモンを出すのだそうです。



減量をして脂肪細胞を小さくすれば、この邪魔するホルモンを減らし、糖尿病の発生を防げるのではないかといわれています。



肥満の状態は、人間にとってひとつの異常事態といえるのではないでしょうか。



なでなら、肥満の程度が高ければ糖尿病や動脈硬化症など、生活習慣病を発症する可能性が高まり、当然死亡率も上がってしまうからです。



戦後の物不足のころ、大人一人が一年間に摂ることの出来た砂糖量の平均は、約200グラムだったそうです。



それは今の小学生が二泊の修学旅行で平らげるおやつの分の砂糖の量に値するのだとか・・・。



今の食生活が、どれだけ太りやすいのかがよくわかりますね。

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糖尿病の合併症

糖尿病の高い血糖値をそのままの状態で放置してしまうと、種々多様な合併症を起こしてしまいます



また合併症を発症する時点で、病状はかなり進行してしまっていることがわかります。



以下は糖尿病による合併症で代表的なものです。



●神経障害

発症の頻度が一番高いと言われています。

神経障害は、末梢神経障害と自律神経障害の二つがあります。



<末梢神経障害>

高血糖状態が続くことによって、ブドウ糖は神経細胞の中に入り、神経の働きが低下します。

主な症状・・・○ひざから下に強いしびれ、痛みがでる

       ○身体に虫がはうような気がする

       ○手足がしびれ、痛む

       ○手足の温度感覚が鈍り、ほてったり、冷たく感じたりする

       ○安静時、睡眠中などに足がつる



<自律神経障害>

内臓機能などをコントロールしている自律神経に狂いが生じると、いろいろに障害がおこります。

主な症状・・・○ しびれ・いたみ・こむら返り

       ○ 立ちくらみ

       ○ 無痛性心筋梗塞

       ○ 顔面神経麻痺


          
●網膜症
  
糖尿病による代表的な目の病気は網膜症と白内障です。

失明原因の第一位は糖尿病性網膜症といいますから、注意が必要です。

眼底の網膜にある毛細管が冒されることで発症します。



●腎 症
  
人工透析を必要とする人の約三割が糖尿病を原因としています。

高血糖状態が続くと腎臓の血管が冒されます。

その結果、老廃物を濾過する機能が衰えてしまうのです。

悪化すれば、腎不全・尿毒症に至ります。



これらは糖尿病による3大合併症といわれています。



ほかにも、脳梗塞・狭心症・心筋梗塞・感染症・糖尿病性壊疽などに気をつける必要があります。



脳梗塞の人の約50%、心筋梗塞の人の3分の1が糖尿病も患っているのですから、これらの重病を招かぬよう、日ごろから血糖値には気を配りたいものです。

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糖尿病の診断

糖尿病の診断には、基準になる血糖値が設定されています。



その基準以上の血糖値が維持されると、糖尿病合併症や網膜症を発症する可能性が高くなってしまいます



新しい基準では、空腹時の血糖値が従来値の140mg/dl以上から126mg/dl以上に引き下げられ、75g糖負荷試験の2時間値200mg/dl以上と併せて糖尿病型としています。



また、実際に糖尿病の診断を下すために、以下の段階が必要です。



●次のいずれかに該当する場合には糖尿病型と判定

○随時血糖値が200mg/dl以上のとき

○早朝空腹時血糖値が126mg/dl以上のとき

○75g糖負荷試験で2時間値200mg/dl以上のとき



●別の日に検査して上記の3条件いずれかで「糖尿病型」が確認された場合、糖尿病と診断

(糖尿病型というのは検査上のことで、糖尿病と診断するには2回の検査が必要です。)



●血糖検査を繰り返さなくとも糖尿病と診断できる場合

○糖尿病に特有な症状(口渇、多飲・多尿、体重減少など)があって、上記の「糖尿病型」が判定されているとき

○HbA1cが、6.5%以上のとき

○現在「糖尿病型」の判定で、過去に高血糖値を示した検査データがある場合

○過去に糖尿病と診断された病歴がある場合や糖尿病性網膜症が存在する場合

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糖尿病とは

糖尿病とは、血液中の血糖値が慢性的に高い状態の疾患群のことをいいます。



2002年の調査では、国内の糖尿病患者はおよそ228万人とされています。



しかし実際の患者数は、およそ740万ではないかと推定されているのです。(2002年の糖尿病実態調査)



糖尿病には自覚症状があまり無いため、気づかずに過ごしている人が大勢いることの証です。



糖尿病を放置していると神経障害、網膜症、腎症などの三大合併症に陥ってしまうこともあります。



また血管障害を背景に、心疾患や脳血管疾患などのリスクは糖尿病によって増えるのです。



高血糖を放置してしまうことで、神経障害が起き、次に網膜症を併発し、さらなる悪化で腎症を引き起こすと考えられています。



糖尿病の原因には、加齢や生活習慣とは全く関係ない場合もあるのですが、その多くの原因は日常生活の習慣が誘因となって発症するために、糖尿病は生活習慣病であるといいます。



外食産業や自動車社会が肥満の増加を呼び、ストレス社会が現代人の生活を蝕んで、食生活の乱れ、運動不足、アルコールの過剰摂取などが問題になっています。



今の消費社会は、糖尿病社会を生んだといっても過言ではありません。



そして、これらの生活習慣とともに、糖尿病の発病は遺伝的な素因も関係が深いため、親類に糖尿病の人がいる場合はなおさら気をつけるべきでしょう。

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