メタボリック症候群の予防と対処法

高血圧

高血圧の治療法

高血圧の治療法は、高血圧治療指針(ガイドライン)に基づいて食事療法や運動療法を行います。



その結果がまだ140/90mmHgを超えているときには、科学的根拠に基づいて降圧薬を使用した薬物治療を推奨しています。



食事療法で大切なのは、まず食塩制限です。



原因を問わず、高血圧であればとにかく塩分制限は必要です。
塩分を控えることで、直接的に血圧が下がってくる場合もあるので、かなり有効な方法となります。



そして生活習慣の中では禁煙することです。

喫煙は動脈硬化を促進するので、タバコも努めて止めるのが望ましいのです。



薬物療法で使用されるのは降圧薬です。

他に特にリスクがない場合は、コストの安い利尿薬やカルシウム拮抗薬から使用されることが多いです。



降圧利尿薬というのは古くからある降圧薬です。

低カリウム血症、耐糖能悪化、尿酸値上昇などの副作用があるにもかかわらず、最近の大規模臨床試験の結果、新しい世代の降圧薬にも負けない効果が証明されています。

この薬は、米国では今もって強く推奨されている薬となります。



高血圧の治療は、きちんと定期的に通院し、何より続けることが大切です。



降圧薬は、一日一回服用すれば24時間は血圧のコントロールが可能になるものが多いのですが、降圧薬を服用後に、立ちくらみやめまい、脱力感、倦怠感などを感じたときは、血圧の下がりすぎが考えられます。



そのような症状があらわれた場合は、必ず医師に相談しましょう。

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高血圧の診断

高血圧の診断基準とされていた世界保健機関(WHO)と国際高血圧学会(ISH)の定義は、1999年まで両者で数値が異なっていたのですが、新しい診断基準が発表され両者に違いがなくなり、ともに血圧の数値を下げることで一致することになりました



これは、「血圧はなるべく低く抑えているほうが、脳卒中や心筋梗塞などの動脈硬化に基づいた疾患の予防につながり、腎障害などの発生も抑えることができる」・・・という考えを尊重した結果となっています。



2004年の日本高血圧学会の診断基準も、ほぼ同じ内容となっています。



高血圧の検査は、はじめにスクリーニング検査というものを行います。

内容は、問診と血圧測定などの診察、肥満の判定、尿検査、血液検査、眼底検査、心電図検査、胸部X線検査です。



症状が軽く合併症などの心配がない場合、生活習慣の改善指導が行われます。

ただし、スクリーニング検査で血圧が高い場合や、合併症が疑われるときには、精密検査へと進むことになります。



その結果、高血圧が原因不明の本態性高血圧であるか、他の病気が原因による二次性高血圧であるかが判明するのです。



二次性高血圧の疑いがでてくると、原因となる病気を治療します。

本態性(一次性)高血圧であれば、その度合いと合併症などを調べます。



今では家庭用の血圧系が普及しているので、自宅で測定することも多くなりました。



血圧の数値というものは、様々な要因で微妙に変化してしまうものです。



測定する前は、安静にして条件を同じにすることが望ましいので、血圧を測定するときは、極力安静にしているときと近い状態でおこなうようにしましょう。

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高血圧の予防

高血圧を予防するには、食事や生活全般にわたって改善を行うのがよいでしょう。

生活習慣を修正することは、高血圧の最大の予防にもなり、その他のさまざまな病気の予防にもつながるのです。



具体的には食事と生活習慣の修正です。



食事においては塩分、脂肪分、アルコール類を控えること、特に塩分制限が重要です。



塩分のとり過ぎによって体内には水分が蓄積し、血流量を増やしてしまうからです。

これによって血圧は上昇します。

塩分の摂取は1日7〜8gを目標にしましょう。

この減塩によって血圧自体が低下する可能性も高いのです。



また、果物や生野菜などに多く含まれているカリウムは、血圧を多少下げるといわれています。

ただ、このカリウムは腎臓が弱い場合は取りすぎに注意が必要です。

カルシウムも欠乏すると血圧が上昇してしまうため、常に充分補うのが良いでしょう。



生活習慣については禁煙し、適度な運動を行うこと。

無理な計画は立てずに、続けられることから始めるのが良いでしょう。



また肥満状態にあって、高血圧症の診断が下されているなら、カロリーの制限を敢行し、適当な運動を行って減量しなくてはなりません。



減量することによって実際血圧も低下します。



肥満を解消することで、血糖値も下がり、血液中の脂肪も落とすことが出来るのです。



その結果、脳卒中や心筋梗塞をも予防できるので、努力のし甲斐がありますね。

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高血圧の合併症

高血圧は、放置していると突然合併症を引き起こすことがあり、またの名を「サイレントキラー」といいます。



自覚症状が出たときには、生死に関わる大病を併発していたということも多くあります。



高血圧患者は日本国内で推定三千万人以上といわれ、国民病であるともいいます



日本人の死亡原因の一位はガン、二位が心臓病、そして三位は脳卒中です。

このうちの心臓病と脳卒中を合わせるとガンを抜いて一位に躍り出ます。

そして、この二つの病気はいずれも高血圧が危険因子となって起こるのです。



それでは、高血圧が引き起こす合併症の流れを見てみましょう。



血管壁というのは通常なら弾力性がありますが、高血圧状態が続くことで血管が常に張りつめた状態におかれます。



そして次第に厚く、硬くなっていくのですが、これが高血圧による動脈硬化です。

動脈硬化は脳出血や脳梗塞、大動脈瘤、腎硬化症、心筋梗塞、眼底出血などの原因になります。



脳出血は高血圧と深く関連しています。

ただし最近では降圧薬治療がうまく行われるようになったため、ずいぶん減少してきました。



一方、脳梗塞のほうは逆に増える傾向にあり、発症年齢が高齢化しています。



脳卒中は結果として片麻痺や失語症、痴呆など、寝たきりになってしまうような重大な後遺症を残すので、高血圧を早くから予防することが大切になります。



心臓病でいえば、冠動脈が硬化することによって心筋への血流が阻害されて、狭心症や心筋梗塞などを起こします。



また、心臓は高い血圧に負けまいとして無理をした結果、心臓肥大を起こします。

こうして心不全を発症することもあるのです。



高血圧はこうした病気の重大な危険因子になりうるのです。

自覚症状を待つことなく、定期的な検査で早めに解消することが大事です。

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高血圧の原因

高血圧は、原因が特定できない「本態性高血圧」と、ホルモン異常などを原因に生じる「二次性高血圧」に分類されています。



高血圧のほとんどを占める本態性高血圧のそもそもの原因は、複数考えられています。



具体的な原因となる危険因子は、いくつか明らかにされており、塩分の採りすぎ、血管の老化、ストレス、過労、運動不足、肥満、そして遺伝的要因です。



・両親からうけついだ遺伝的素因が、さまざまな環境因子によって影響を受けた末に、高血圧を発症するのではないか。



・肥満による血管への負担が原因であった場合、肥満体型であれば血液の量が多いため、 一回の心拍量を増加することになって圧力がかかってくるのではないか。



・生活上の不摂生が原因だった場合、日ごろの食生活や不摂生などで動脈の内腔が狭くなると、血液の流れに負担がかかり、圧力が正常範囲を超えてしまうために血圧は上がってしまうのではないか。



などが、主にいわれています。



一方、「二次性高血圧」は、腎臓病やホルモン異常など、原因となる病気があるものをいいます。



こちらは、原因となる病気が治癒することで、高血圧も改善されていきます。



また日本人の高血圧の発生には、食塩の過剰摂取が深く関わっていると考えられています。



日本人の塩分の摂取量は一日平均およそ12グラムです。

この数字は欧米人に比べても多いです。



日本伝統の食生活に野菜の漬け物や梅干し、魚の塩漬けなどがあるので、日本人が塩分嗜好なのは歴史的にみても明らかです。



では、塩分の摂り過ぎはなぜ問題なのでしょうか?



塩分(ナトリウム)をとりすぎると血液中の塩分濃度が上がり、濃度が上がると細胞組織の活動が低下します。

すると水分で薄める作用が働き、腎臓が水分を血液中に送り出すため、血液の全体量が増えて、血圧が上昇してしまうからです。



今わかっていることだけでも改善して、日本人の高血圧症を少しでも減少させることが、後世にも役立ちそうですね。

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高血圧の危険性

高血圧になることの危険性であげられるものといえば「動脈硬化」を引き起こすことです。



動脈硬化というのは、血管の弾力性がなくなったりして、血管の内腔が狭くなってしまう状態のことをいいます。



高血圧の状態が長く続くと、血液の圧力に耐えるために動脈は血管壁を厚くします。



そうすると血液が流れる内腔が狭くなってきてしまい、何かの拍子に血管が傷ついたりした場合には、コレステロールなどの脂質が溜まりやすくなって、さらに内腔は狭くなってしまい、そのために血液の流れる抵抗は増え、抵抗がある分、血圧はさらに上昇してしまうのです。



高血圧→動脈硬化→高血圧という悪循環は、動脈硬化をますます促進させてしまうのは、いうまでもないでしょう。



当然のことながら、血圧は加齢とともに上昇するものです。



日常生活の面でも不摂生が増えてくるため、中年以降に発症することで知られていますよね。



また、糖尿病や耐糖能障害、または高脂血症や脂質代謝異常、肥満などの成人病が伴うことが多いということも知られておりますが、これらの成人病は、日常生活上の不摂生が招いている危険性があります



成人病をいくつか合併している人は、高血圧、糖尿病、高脂血症などそれぞれの病気の進行は、あまりひどくないかもしれません



しかし、成人病というのは複数を併せ持つことで、その先につながってくる心筋梗塞や脳卒中などの危険性が、何倍も高まってしまうことに気をつけなくてはなりません。



高血圧、肥満、高脂血症、糖尿病の4つの病気を併発している場合を、「死の四重奏」などと呼ばれていますが、この症状は、取り返しのつかない状況へと突き進んでいく恐れがあるものですので、注意が必要となります。

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高血圧とは

高血圧とは、心臓が血液を全身に送り出す際の圧力である血圧が、基準値を超えたまま続く状態のとをいい、別名「高血圧症」とも呼ばれているものです。



肥満体型になると、普通の体型の人に比べて血液の量が多くなります。

それなのに心臓の心拍数は、同じ人間ですから大差はありません



つまり、一回のの心拍量を増加する必要が出てくるわけです。

その結果、心臓のポンプは血管に圧力をかけなくてはならなくなります。



また、肥満になると血中のコレステロールが多く、血流が悪くなりがちです。

その結果、血管に圧力がますます加わって、逆に心臓への負担も増えてしまうのです。



こうして高血圧になると、頭痛やめまい、肩こり、むくみ、動悸などが起きてきます

ただし、これらの症状は他の原因によるものかどうかの区別をつけにくいため、すべてが高血圧によるものとは判断できないことが多いのが実情です。



むしろ、自覚症状もなく知らぬ間に高血圧が進行し、気づいたときには合併症を起こしてしまうというのが高血圧の特徴といえます。



高血圧がよくないのは、こうした合併症を引き起こしてしまうことにあります



特に肥満、高脂血症、糖尿病との合併では「死の四重奏」と称されてきました



現在では「メタボリックシンドローム(症候群)」と呼ばれているものです。



高血圧の人口は非常に多いわりに、原因ははっきりとは分かっていません



現在の医学検査で、血圧が上昇する明らかな原因がわからない高血圧を「本態性高血圧」と呼ばれており、高血圧の95%以上がこの本態性高血圧といわれています。



一方で、残りのわずかの高血圧患者では検査の結果、血圧を上げる原因が判別すると「二次性高血圧」あるいは「症候性高血圧」といいます。

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