高血圧
高血圧は、原因が特定できない「本態性高血圧」と、ホルモン異常などを原因に生じる「二次性高血圧」に分類されています。
高血圧のほとんどを占める本態性高血圧のそもそもの原因は、複数考えられています。
具体的な原因となる危険因子は、いくつか明らかにされており、塩分の採りすぎ、血管の老化、ストレス、過労、運動不足、肥満、そして遺伝的要因です。
・両親からうけついだ遺伝的素因が、さまざまな環境因子によって影響を受けた末に、高血圧を発症するのではないか。
・肥満による血管への負担が原因であった場合、肥満体型であれば血液の量が多いため、 一回の心拍量を増加することになって圧力がかかってくるのではないか。
・生活上の不摂生が原因だった場合、日ごろの食生活や不摂生などで動脈の内腔が狭くなると、血液の流れに負担がかかり、圧力が正常範囲を超えてしまうために血圧は上がってしまうのではないか。
などが、主にいわれています。
一方、「二次性高血圧」は、腎臓病やホルモン異常など、原因となる病気があるものをいいます。
こちらは、原因となる病気が治癒することで、高血圧も改善されていきます。
また日本人の高血圧の発生には、食塩の過剰摂取が深く関わっていると考えられています。
日本人の塩分の摂取量は一日平均およそ12グラムです。
この数字は欧米人に比べても多いです。
日本伝統の食生活に野菜の漬け物や梅干し、魚の塩漬けなどがあるので、日本人が塩分嗜好なのは歴史的にみても明らかです。
では、塩分の摂り過ぎはなぜ問題なのでしょうか?
塩分(ナトリウム)をとりすぎると血液中の塩分濃度が上がり、濃度が上がると細胞組織の活動が低下します。
すると水分で薄める作用が働き、腎臓が水分を血液中に送り出すため、血液の全体量が増えて、血圧が上昇してしまうからです。
今わかっていることだけでも改善して、日本人の高血圧症を少しでも減少させることが、後世にも役立ちそうですね。
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